新月は種まき、満月は収穫の時
満月は新月でまいた種が実り、収穫を迎える時です。
何が実り、どのように収穫・シェアしていけばいいのでしょうか。
満月の星模様から読み解いてみましょう。
6月4日 満月のホロスコープを読み解く
・サビアンシンボル「ピラミッドとスフィンクス」
、学んだ知識を伝えていく、知的好奇心を現実に落とし込む
・太陽、月と土星のゆるやかなTスクエア
理想に対して自らハードルを上げてしまう
・月と火星がトライン(120度)、太陽と火星がゆるやかなセクスタイル(60度)
内に秘めた情熱を表現する
・水星、天王星がコンジャンクション(0度)
革新的なアイディア、鋭い知性
・金星、冥王星、木星のTスクエアを海王星が調停
時代の流れからくる緊張感があるが、流れに逆らわなければなるようになる
飛躍のために地固めする満月
今回の満月をひとことで表すなら「飛躍のために地固めする満月」です。
5月20日の新月から、自分の感覚や価値観、身に着けた知識やスキルを含めた持ちものと向き合い、自分の強みを再確認できたという方が多いのではないでしょうか。それを受けて、新しい目標や遠い未来を描く満月になるでしょう。
遠い目標のために、まずは足元を確認しよう
今回の満月は射手座14度で起こります。サビアンシンボルは「ピラミッドとスフィンクス」。
自分が見つけた答えをより確かな物にするために、証拠となるものを集める、という風に読み取れます。
射手座の満月は、双子座の太陽の光を受けて光り輝いています。
双子座は日常や身近なコミュニケーション、射手座はより遠いところや広い視野を表します。大きく飛躍するためには、遠くばかりを見つめるのではなく、足元をしっかり固めておく必要があるでしょう。
今できることとできないこと、それを確認すれば、おのずと何をすればよいのか見えてきます。
不安な時は、仲間に話してみよう
太陽と月に対して、土星が葛藤の角度(スクエア・90度)を取っています。
土星は制限や課題を表します。しかしその課題をちゃんとこなせば、強固な現実化ができ、確かな力がつく、いわば厳しいけれど愛のある先生のような星なのです。
この土星の影響によって、自らハードルを上げてしまって踏み出せなかったり、頑張っても何か足りない気がして不安になってしまうかもしれません。
この不安を乗り越える鍵は、太陽と月に協力的な角度を取っている獅子座の火星にあります。
火星は情熱や主張する力を表し、獅子座は強い意志や豊かな表現力を持っています。
不安になってしまった時は、あなたがやりたいと思っていること、内に秘めている理想や目標を、趣味や興味が近い仲間に話してみるとよいでしょう。表現することで、自分のやりたい気持ちを再確認できますし、仲間からの共感はあなたのやる気を後押ししてくれます。
また、知性やコミュニケーションを表す水星と、独自性や革命を表す天王星が牡牛座でぴったりと重なっています。
独創的なアイディアというのは、得てして相手に伝わりにくかったり、なかなか現実化できなかったりするもの。ところが、水星と天王星が重なっているこの時期は、その壁をひょいっと乗り越えられる、ということが起こりそうです。そういった意味でも、周りの人とコミュニケーションを積極的に取ったり、考えを書き出しておいたりするといいでしょう。
流れに逆らわず、身を任せて
蟹座の金星に、水瓶座の冥王星が緊張感のある配置を取っています。
金星は美意識や感性、そして調和を表す星。それに対して冥王星は破壊と再生、物事の本質を表す激しさを秘めた星で、また時代を象徴する星でもあります。
個人としては自分が安心できる範囲でぬくぬくと好きなをことをしていたいという気持ちが高まりますが、そこに時代の変化を急ぎたい冥王星のプレッシャーがかかってきます。
更に、金星と冥王星に拡大の星である木星が厳しい角度で関わっているので、個人のワクワクを大事にしたい気持ちも、変化を急ぐ力も、それぞれ過剰になりがちで、重苦しいものを感じる方も居るかもしれません。
でも、どうか安心してください。なるようになるのです。
金星、冥王星、土星のピリピリとした関係を、海王星が和らげています。海王星は、あらゆるものの境界線を溶かし、すべてを包み込む母なる海のような星。個人の意識と社会・時代の流れを融合し、理想へ向かう流れを作ってくれます。
ですからあまり気負わずに、流れに身を任せましょう。