新月は始まりの時
6月18日頃、双子座で新月を迎えます。
新月は、意識や魂の欲求を表す太陽と、無意識を表す月が重なる時。
普段は気づかない自分の深い望みに触れやすい時なので、新月に立てた目標や願い事は、大きく実りやすいと言われています。
また、光のない新月はいわばゼロの状態なので、経験したことや知識をぐんぐんと吸収しやすい状態です。
では、今回の新月ではどんなことを始めればよいのでしょうか。
新月の星模様から読み解いてみましょう。
6月18日 双子座の新月を読み解く
・サビアンシンボル「森から出てくるジプシー」
成長するために新しい状況に飛び込む。
・新月と海王星がタイトなスクエア(90度)
現実逃避しがち、自分と他人の境界線がわからなくなる。曖昧な情報。
・金星と火星が獅子座でコンジャンクション(0度)
そこに水星がセクスタイル(60度)
対人関係良好。自己主張することも相手の主張を受け入れることも自然にできる。
・魚座で土星が逆行開始
す時。
・山羊座で冥王星が逆行中
時代の変化がスピードダウン。オンラインからリアルへの揺り戻し。
成長のために新しいつながりを求める新月
今回の新月を一言で表すなら、「成長のために新しいつながりを求める新月」です。
新しい状況に飛び込もう
今回の新月のサビアンシンボルは、「森から出てくるジプシー」。
森の中でひとり静かに知性を磨いていたジプシーは、更なる成長のため、人とのつながりを求めて森から出てきました。
人の脳は基本的には変化を嫌うそうです。それは、安全・安心を大事にする生き物としての本能に根差したもの。実際、新しいことに挑戦するには気力も体力も必要ですし、時間もかかります。
それでも、新しい状況に飛び込まないと得られないものはあります。
興味があったけど「今は忙しいから」となんとなく後回しにしていたこと。
時節がら会うのを延期していた人と会うこと。
ずっと続けていてやめ時を見失っていたことを、やめてみること。
少しだけ勇気を出して、今と違う状況に飛び込んでみましょう。
身近な知識をどんどん取り込もう
新月が起こる双子座は、好奇心旺盛で知的なコミュニケーションを好む、風のサイン。
常に新しい情報を求め、変化する状況を楽しみます。
特に生活の知恵や、お仕事や趣味に関することなど、あなたにとって身近に感じられる知識を取り込んでいくとよいでしょう。
知性で人とつながろう
また、知的活動全般を示す水星も新月(太陽と月)と同じ双子座のエリアに入っているので、「知性で人とつながりたい」という要素が強調されています。双子座は水星にとって居心地の良いマイホームのような場所ですから、この時期の水星は非常にパワフル。
更に、ときめきや調和を表す金星と主張する力や情熱を表す火星が獅子座で重なり、そこに水星が生産的な角度で関わっています。
自分の意見をしっかり主張することも、相手の意見を受け入れることも、自然とできるでしょう。
獅子座は役者さんのように表現力豊かで、人生を楽しむサイン。コミュニケーションを楽しみながら、自然と新しい知識を取り入れたり、新しい関係を築いていけるでしょう。
情報の出所を確かめて
ただしここで気を付けたいのが、この時期に入ってくる情報には、根拠のない話や個人の想像なども混ざってくるということです。
というのも、双子座の新月に対して、海王星が厳しい角度を取っています。
海王星はあらゆるものの境界を曖昧にし、空想や物語の世界への現実逃避も表す星。
海王星が新月にプレッシャーをかけてくることで、想像と現実の区別がつきにくくなり、現実味のない理想論や根拠のない話がまるで真実のように見える、といったことが起こりやすくなります。
もちろん根拠のない話がすべて悪いというわけではありませんが、根拠のある話とない話は、区別しておくことが必要です。
・科学的な根拠のある話なのか
・個人的な経験に基づく話なのか
・個人の感想や想像なのか
など、情報の出所を確認する癖をつけておきましょう。
計画や役割分担を見直そう
新月と時を同じくして、魚座で土星が逆行を始めます。
星が逆行する時は、その星が表すテーマについて見直しが入る時。
土星は時間などの制限、組織、試練、現実化のための努力などを表す星ですので、土星逆行中は物事が計画通り進まなかったり、今までのやり方が通用しなくなり、見直しが必要になります。
今回は理想や博愛を表す魚座での逆行です。
特に、善意から始めたことについて、計画や役割分担を見直す必要が出てくるようです。
相手の問題を抱え込み過ぎていたり、逆に気軽に頼んだつもりが相手には大きな負担になっていたりすることはないでしょうか?
当初はうまく回っていたものが、疲労の蓄積や状況の変化で立ちいかなくなってはいませんか?
魚座での土星逆行は11月14日まで、およそ5か月におよぶ長丁場です。
無理なく進めて行けるように、柔軟に調整しましょう。
小さな目標を積み重ねる
5月11日から水瓶座で逆行していた冥王星が、6月11日から山羊座のエリアに入りました。
水瓶座が象徴する新しい技術から、山羊座が象徴する伝統的で実績のある技術への揺り戻しが起きています。
社会全体に3歩進んで2歩下がるような停滞感があるので、もどかしくなるかもしれません。
山羊座は慎重さを表すので、目標に向けてやるべきことをできるだけ細かくして、小さい短期目標を設定してみて。それをひとつずつこなして、達成感を味わいながら一歩ずつ進んでいきましょう。
まとめ
最後に、6月18日の新月から次の満月までの過ごし方をまとめてみましょう。
- 新しい状況に飛び込んでみよう。
- 人とのコミュニケーションを通じて身近な知識を取り込もう。
- 情報の出所を確かめよう。
- 計画や役割分担を見直し、無理なく進めるように調整しよう。
- 焦りは禁物。できるだけ小さい目標を設定し、ひとつひとつこなしていこう。
それでは、素敵な新月を過ごされますように。