鑑定実例:「お世話になっている先輩との関係性について」

こんにちは。
今回はタロット占いの鑑定例をご紹介します。
(※相談者様の承諾を得て掲載しています。)

ご相談内容は、「お世話になっている先輩との関係性について」。
人間関係のお悩みですので、先日ご紹介した「ふたごのダイヤスプレッド」を使用しました。

実際の鑑定書のスタイルにそって紹介します。
こはるの占いを利用検討中の方や、タロット占いに興味のある方のお役に立ちますように。

目次

ご相談内容

とてもお世話になっている先輩が居ます。
学生時代は姉妹のように仲良くしてもらって、卒業後も折に触れて連絡を取り合っています。
先日、人生を変えるような大きな決断をしたのですが、その時も先輩に後押ししてもらいました。


私はいつも先輩にあれこれしてもらってばかりで、負担になっているんじゃないかと心配です。先輩が本当は私をどう思っているのか、気になります。
先輩の目には私との関係はどのように映っているのでしょうか。


また、先輩がこれまでしてくれたことに対して、ささやかでも何か恩返しのようなことができたらいいなと思うのですが、どうしたらよいのかわかりません。
何かアドバイスをもらえたら嬉しいです。

草野 ツグミ(仮名)

リーディング結果の概要

まず、リーディング結果の概要をお話ししますね。

お二人をつないでいるのは、「相手のために何かをしてあげたい」という優しい気持ちです。
お相手は、あくまでも自分の信念にしたがってあなたに助けの手を差し伸べました。決して見返りを求める気持ちからではありません。
かつて学生時代にそうであったように、会った時に楽しい報告ができるように、自分の人生を精一杯生きること。それがお相手への何よりの恩返しになりますよ。

それでは、どうしてこのような結果になったのか、展開されたカードから読み解いてみましょう。

展開されたカード

1 相談者の表に現れているもの:ペンタクルのナイト
2 相談者の胸の内:ワンドの5(逆位置)
3 相談者の奥底にあるもの:カップの2(逆位置)

4 お相手の表に現れているもの:ソードのクイーン
5 お相手の胸の内:カップの6(逆位置)
6 お相手の奥底にあるもの:ワンドのクイーン(逆位置)

それぞれへのギフト
7 相談者からお相手へのギフト:カップのエース(逆位置)
8 お相手から相談者へのギフト:カップのペイジ

9 ふたりをつなぐもの:吊るされた男

全体から読み取る傾向

まず、全体に逆位置(逆さまに出ているカード)が目立ちます。
状況や気持ちがまだ混乱している、本来の良さを発揮できていない印象です。

展開された9枚のうち小アルカナが8枚、「9 ふたりをつなぐもの」の「吊るされた男」のみ大アルカナです。
大アルカナは人生や価値観を変えるような大きな節目に出ることが多いのですが、今回は小アルカナばかり。
先日の「人生を変える決断を後押ししてもらった」という一件は、お二人の関係性に大きな影響を与えなかったようです。

また、全体に感情や優しさを表すカップのカードが多く出ています。
お互いに「相手に何かしてあげたい」という気持ちがあふれていて、ただ今はそれがうまく回っていない、と感じました。

それぞれの思い

1 相談者の表に現れているもの:ペンタクルのナイト

ペンタクルは、現実的・具体的な事柄の象徴。
そしてナイトは「自ら行動して事態を動かしていく」という意味合いです。
ご相談内容でもおっしゃっていた通り、ツグミさんの「少しでも現実的な形で先輩のしてくれたことに報いていきたい」という思いが見えます。
ただし、ペンタクルのナイトが乗る黒い馬は立ち止まっています。
恩返しには時間がかかりそうです。そしてそれをツグミさんご自身もよく認識しています。

2 相談者の胸の内:ワンドの5(逆位置)

ワンドは理想や情熱。5という数は、多様性を表します。
それが逆位置=本来の良さを発揮できない、ということで、ツグミさんが混乱・空回りしている様子が見えます。

「先輩に何かを返したいけど、どうやって?何をしたらいいんだろう?」
色々なアイデアが浮かんでは、「いやいやこれじゃダメだ」「かえって迷惑なのでは?」と、自分で打ち消す。
そんな風に、ご自分の内側で会議が紛糾しているような印象です。

3 相談者の奥底にあるもの:カップの2(逆位置)

カップは気持ちや愛情、2という数字は物事のバランス。
気持ちのつり合いが取れているか、心の深いところでもツグミさんが気にしていることがわかります。
さかさまになったカップの2のカードを眺めていると、
「恩返ししたいという気持ち自体も、相手にとっては重荷になるのでは」
という言葉も浮かんできました。

4 お相手の表に現れているもの:ソードのクイーン

ソードは知性や理性のカードであり、クイーンは成熟して自立した大人の女性。
ツグミさんの抱えている問題について、先輩は正義感を持って切り込みました。
「自分で介入すると決めたからには責任を持つ」という大人の判断をしたと読み取れます。

ソードのクイーンは、タロットカード78枚の中でも随一の冷静さと厳しさを持ったカードです。情だけで動くことはありませんから、「先輩の負担になっているのでは?」と心配する必要は無いでしょう

5 お相手の胸の内:カップの6(逆位置)

カップの6は、楽しい思い出や懐かしい我が家を示すカードです。
ここでは、ツグミさんと先輩が共に過ごした学生時代の思い出のことでしょう。
「学生時代は姉妹のように仲良くしてもらった」ということですから、ツグミさんが困っていたり理不尽な扱いを受けている時、先輩は大切な思い出をも踏みにじられているように感じたのではないでしょうか。
カップは共感性のカードでもありますから、先輩はツグミさんの困難を自分のことのように感じて、手を差し伸べてくれたようにお見受けします。

6 お相手の奥底にあるもの:ワンドのクイーン(逆位置)

ワンドのクイーンは、情に篤い頼もしい女性を象徴します。
逆位置になると、ちょっとお節介が過ぎたり、暴走気味・ひとりよがりになることも。

「4 お相手の表に現れているもの」のソードのクイーンと合わせて考えると、頭では冷静に線を引いているけれど、本当は「もっとなんとかしてあげたい」と思っている様子です。
「これ以上踏み込むとお節介かな?」と無意識にバランスを取っているとも感じられました。

お互いへのギフト

7 相談者からお相手へのギフト:カップのエース(逆位置)

1という数字は、もっとも純粋な、始まりの数字。
カップのエースは、杯から滾々と清らかな水=愛、優しさ、幸福感があふれ出す、と言うカードです。

(ツグミさんのことが)「心配だ」「ほうっておけない」
そんな先輩の声が聞こえてくるようです。

ここで気を付けて欲しいのは、逆位置のカードの捉え方です。
状況に応じて、正位置と意味が逆になったり、意味が薄まったり、色々な捉え方があるのですが
今回の場合は
「カードの表す要素・力が上手く発揮できていない」
と感じました。

今は先輩にとってあなたは「心配するべき、ほうっておけない存在」です。
しかし、今抱えている困難を抜けて本来の自分を取り戻した時、先輩にとってあなたは「いつでも優しくあたたかな気持ちにさせてくれる存在」になり得るということです。

8 お相手から相談者へのギフト:カップのペイジ

「ペイジ」は小姓・年若い従者のこと。
ペイジの持ったカップの中からはひょっこりと魚が顔を出して、ペイジと見つめ合っています。
柔軟で自由な発想を表すカードです。

ご相談内容や、「相談者の胸の内」に出ていたワンドの5(逆位置)から察するに、ツグミさんは物事をあれこれ深刻に考え過ぎるところがあるのかな、と感じました。
それはあなたの真面目さや誠実さからくる長所なのですが、時にあなたを縛り付けて動けなくしてしまうことも。

先輩は、あなたに「もっと自由に、素直に考えていいんだ」と気づかせてくれる存在なのでしょう。

ふたりをつなぐもの:吊るされた男

今回展開された9枚のカードの内、この「吊るされた男」のみが大アルカナです。
お二人の関係は、この後の人生を通して大事に育てていけるものと感じます。

吊るされた男のカードは、文字通り手足を拘束されて逆さに吊るされています。
一見すると苦しそうな状況ですが、男性の表情はとても穏やか。
罰や戒めとして吊るされているのではなく、何かの目的や希望のために今を耐えている、「奉仕」や「献身」を表すカードなのです。

ツグミさんも先輩も、お互いの状況に直接手を出すことはできないけれど、相手を信じて応援している。何かの見返りを求めているのではなくて、自分がそうしたいからそうしている。
このカードを眺めているとそんな風に感じます。

導かれるアドバイス

“目に見える”見返りは要らない

今回展開されたカードのうち、ペンタクルのカードは「相談者の胸の内」に展開された1枚だけ。

ペンタクルは「現実的なこと」「形のあるもの」を表しているのですが、そういうことを気にしているのはツグミさんだけなんですね。

先輩の気持ちにも、お二人の関係性にも、ペンタクル的な要素は関係しません。
それよりも大事なのは、カップ=”純粋な喜びや幸せな気持ち”です。

先輩の存在があなたの支えになっている、感謝しているということをしっかり伝えること。
それ自体が充分見返りになります。

素直に話してみる

先輩は冷静な判断ができる方です。
「これ以上は自分の負担になる、手が出せない」と判断すれば、うまく理由をつけてきちんと断ってくれるでしょう。
ですから、「こんなことを話したら・頼んだら、先輩の負担になるかな?」とツグミさん一人でぐるぐる考えるより、素直に先輩に話してしまって良いと思います。
先輩はあなたに柔軟な発想を与えてくれる人でもあるので、一人では思いつかなかった解決策が見つかることもあるでしょう。

自分の人生を生きる

展開されたカードやご相談内容から、学生時代のお二人はとても素敵な時間を過ごされていたのだなと感じます。
当時のツグミさんは素直で明るくて感性が豊かで、先輩はそんなあなたを好ましく感じていたのでしょうね。
きっとそれが本来のツグミさんの姿なのではないでしょうか。

先日、人生を変えるような大きな決断をしたのですが、その時も先輩に後押ししてもらいました。

とおっしゃっていましたね。
今はその決断を全うして、自分の人生をよく生きてください。
自分の人生を生きるほど、その人らしさが輝いていくものです。自分らしく生きている姿を見せることが、決断を後押ししてくれた先輩への恩返しになりますよ。

相談者様からの感想と再設定

ツグミさんからの感想

鑑定ありがとうございます。
「先輩の負担になっているのでは?」と気になっていたので、その点を心配する必要はないと言ってもらえてホッとしました。
先輩は、私が受けていた扱いについて、まるで自分のことのように怒ってくれていましたし、学生時代のことを引き合いに出して「あなたはもっと評価されるべきだ」と言ってくれたんです。先輩の言っていたことを思い返してみれば、見返りなんて求めていないんだってわかるはずなんですが、「とにかく恩返ししなくちゃ」って、自分の気持ちしか見えていなかったみたいです。

二人の関係性のカードが、最初に見た時は悪いカードのように思えて正直ドキッとしました。奉仕や献身という意味合いなら、そう悪くないですね。

でもできれば、先輩とはもっと明るくてリラックスした感じの関係性になりたいなと思います。奉仕とか献身とか、やっぱりちょっと無理をしている感じがしますから。

もっと、一緒に居るだけで心がゆるんで自然と笑顔になれるような、元気が出てくるような、そんな感じがいいです。

タイトルをつけるなら、「花畑の蝶々」です。

花畑の蝶々

ツグミさん、素敵な未来のタイトルをありがとうございます。
「花畑の蝶々」ということで、再設定のカードに「太陽」のカードを選びました。

太陽は、その場に居るだけで周りを明るく照らし出す存在。
このカードは、達成感、翳りのない明るさ、純粋な喜びに満ちたパワフルなカードです。

お互いの活躍や幸せを、心の底から喜び合える。
そんなお二人のあたたかな関係が、これからも続きますように。
心よりお祈りしております。

再設定画像「花畑の蝶々」
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